お隣のヤクザに要注意Ⅱ

「はぁ……ここ、どこだろ」

怖いくらい広い白銀組は、いまだにわからない。

誰もいない部屋。

畳に座り込んで息を整えた。

でも……だめだ。

「っはぁ……ぅ、はぁっ……」

やば、息苦しい……。

「私は……神楽、叶恋……?」

そんな……。

「う、ひっく……ぅえっ……はぁっ」

涙も過呼吸も止まんない……倒れそう。

目の前が真っ暗になって、何も見えない。

ぎゅっと自分を抱きしめた。

やだ……誰か、助けて……っ!

「助けて……っ羅虎」

私もう……どうしたらいいかわかんないよっ……。

「待ってろ。俺が楽にしてやる」

その瞬間、温かい温もりに包まれた。

あ……。

「カノ!しっかりして!」

「叶恋ちゃん!」