お隣のヤクザに要注意Ⅱ

くっそ……どうすればいいんだよ。

「難しいなこればっかりは……」

「でもこれですべて繋がったな。虎の父さんはもう神楽組を辞めたんならあそこから出してやりたいがどう考えても抗争になっちまう」

シュウさんの言う通りなんだよな。

どうにか……誰も傷つかず済む方法を探さねぇと。

「虎、お前はどうしたい?」

「組長……俺は……」

俺は……。

「……本音を言うなら、父さんの話を聞いて神楽のボスのことが憎めなくなってしまった。そりゃ奪われた娘のためなら血眼になってまでも探すよな。敵の白銀組に叶恋がいるってなったら、間違いなく争うだろう」

「そうだな……」

「でも俺は、争いなんてしないで話がしたい。純粋に叶恋に本当の両親を会わせてやりたいし、兄がいることも教えてやりたい」