❆羅虎side❆

文化祭も終わり、俺は叶恋と車に乗って懐かしの白銀組に戻ってきた。

「虎さん!!お帰りなさい!!」

「ご無事でなによりです……!」

「お前ら……ただいま」

「虎〜遅せぇよ〜!叶恋ちゃん久しぶり」

「葉山さん!お帰りなさい!」

一足先に戻ってた煌星。

中に入って煌星と叶恋と一緒に組長のいる所へ向かう。

「そうだ羅虎、お父さんには会えた?」

「あぁ会えたよ。11年ぶりに」

「ほんと!よかった……」

嬉しそうに安心してる叶恋。

……俺は、どうするべきなんだろ。

このまま何も教えずにいた方が、叶恋はこうして笑顔でいられるんじゃないか……?