お隣のヤクザに要注意Ⅱ

私のことを好きでいてくれた集也。

一度も手を出さなかった集也は、私との距離を保ってくれてた。

いつだって私のことを考えてくれてたな……。

「本当にすまなかった……」

「ちょ、集也顔上げて」

「あんたが今の彼氏か?」

羅虎を見た集也。

「そうだけど」

「ヤクザって……大丈夫なのかよ。拓真から聞いたけど」

「拓真……伊達拓真か?」

こくんっと頷いた集也。

羅虎、伊達くんのこと覚えてるの?

まじか。

「俺今お前のこと超殴りたいんだけど」

「羅虎、だめ抑えてここ学校」