お隣のヤクザに要注意Ⅱ

うう……つい食欲が……。

「手がいくつあっても足りないこんなの……!」

「叶ー恋ちゃん。俺持ってあげよっか?」

……え?

後ろを振り向けば、普段着の羅虎がいた。

「っ……羅虎?」

「え、叶恋ちゃんの彼氏!?」

「えぇっ……!」

「まっじか……!!」

私に近づいてきて、食べ物を持ってくれた羅虎。

あぁ……幻覚なんかじゃない。

「羅虎……!」

「うぉっ、ちょっ、お前危ねぇぞ……!」

両手が塞がる羅虎に思いっきり抱きついた。

懐かしい匂い。