お隣のヤクザに要注意Ⅱ

「ん……?俺も見たことない。前父さんにサラッとこの部屋の存在を言われたくらいしかないから入ったのは初めてなんだ」

……気になるな。

颯と目を合わせて、開けてみると階段が続いてた。

「うぇ……なんか不気味」

「しょうがないよね……スマホの電気つけて行こ」

スマホの電気をつけて、階段を降りていく。

あ……スイッチある。

何のスイッチかわかんねーけど押してみたいな。

「なぁ颯、このスイッチって押して大丈夫かな」

「たぶん明かりのスイッチだと思うけど……って、羅虎!」

颯が言ってる途中でスイッチを押した俺。

その瞬間。

「……羅虎?」

そんな声と同時に部屋の明かりがついた。