お隣のヤクザに要注意Ⅱ

「ったく、しょうがねぇな~。俺も叶恋ちゃんに会えなくてメンタル死にそうだし」

「俺はユイに会えなくてメンタルボロボロ~」

「ふたりとも既に危険なのか……」

なんか、まぁ幸せそうでなによりだけど。

「よし!サッと飯作って飲むぞ!!なぁ颯!」

「うん、そうだね」

手際のいい俺と龍虎は本当に早く飯を作り、煌星はテーブルの片付けなどをしてくれた。

普段は酒とか飲まないけど……今日くらいはいいか。

なんて思い飲み始めること数十分……。

──ダンっ!

「はぁ~にしてもよ、俺と離れてる間に叶恋ちゃん心離れしてたらどーすりゃいい……?」

「ちょ、虎お前まだ2杯目だぞ……」

「こ、煌星、羅虎って酒弱いの?」

俺の問いに煌星はぶんぶんと首を横に振った。