厨房で樽に座っているエルの前で、フライパンと包丁がふるふると身体を揺らす。精霊具と言われてもまだピンとこない。エルがもう少し大きくなって、ちゃんと勉強したらベティやジェナともお話できるようになるのだろうか。
「庭に火をおこすんだろ?」
「そうです、ラスにぃに。今日はお庭で、炭焼きにするのです!」
ラースが厨房をのぞく。彼は、炭の入った箱を抱えている。
「このお肉は外に運んでおきますね」
「メルにぃに、お願いします!」
メルリノは、切り分けられた肉を手に、外に出て行った。
「塩、胡椒、エル特製タレ。グラスも運んでおくね!」
ハロンもトレイに食器を乗せて運んで行った。
エルは樽に座って足をぷらぷらとさせている。
今日は疲れたし、国王がエルを伯爵家に戻さなくて本当によかった。
明日は、辺境伯領に戻れる――やっと家に帰れるのだ。
「庭に火をおこすんだろ?」
「そうです、ラスにぃに。今日はお庭で、炭焼きにするのです!」
ラースが厨房をのぞく。彼は、炭の入った箱を抱えている。
「このお肉は外に運んでおきますね」
「メルにぃに、お願いします!」
メルリノは、切り分けられた肉を手に、外に出て行った。
「塩、胡椒、エル特製タレ。グラスも運んでおくね!」
ハロンもトレイに食器を乗せて運んで行った。
エルは樽に座って足をぷらぷらとさせている。
今日は疲れたし、国王がエルを伯爵家に戻さなくて本当によかった。
明日は、辺境伯領に戻れる――やっと家に帰れるのだ。


