メルリノがこの一か月、王宮の図書館に通い続けていたのは、これを調べるためだったのだとラースは悟った。
「今はもう、その能力を持っている者も少なくなってしまっているようです。エルは、呪われた子ではなく、祝福された子なのです、陛下」
エルが魔力を持っていないと鑑定されてしまったのは、魔力の使い方が現在知られているものとは大きく違っているかららしい。
おそらく、魔力がないと鑑定されている者の中にも、同じような能力を持っている者はいるだろう。
「な、なんだと……! 戻れ! 戻ってこい、我が家に!」
エルの能力が稀有なものであると、今のラースの説明でエスパテーラ伯爵は理解したらしい。戻って恋なんて言われても、エルの気持ちはちっとも揺さぶられなかったけれど。
「来い!」
「行かない!」
「今はもう、その能力を持っている者も少なくなってしまっているようです。エルは、呪われた子ではなく、祝福された子なのです、陛下」
エルが魔力を持っていないと鑑定されてしまったのは、魔力の使い方が現在知られているものとは大きく違っているかららしい。
おそらく、魔力がないと鑑定されている者の中にも、同じような能力を持っている者はいるだろう。
「な、なんだと……! 戻れ! 戻ってこい、我が家に!」
エルの能力が稀有なものであると、今のラースの説明でエスパテーラ伯爵は理解したらしい。戻って恋なんて言われても、エルの気持ちはちっとも揺さぶられなかったけれど。
「来い!」
「行かない!」


