「メルリノ・カストリージョ、君の成人を真心から祝福する。我が国への忠誠を、これからも引き続き示してくれ」
「はい、陛下」
立ち上がったメルリノが丁寧に一礼する。それから他にも三名ほど、同じように成人の挨拶をする少年が続いた。一応十五歳が成人ということになっているが、家の事情などで十五よりも前に挨拶をする者もいる。
一人は、そういった事情があるようで、ハロンと同じ年ぐらいに見えた。それでも堂々と挨拶をしているのだから、しっかりしている。
「さて、今日はもう一つ、話をしなければならないことがある。こちらのエル嬢についてだ」
周囲の人達の視線が、一斉にエルに突き刺さった。思わず身をすくませるが、これだけは主張しておかないといけない。
「エルは、辺境伯家の人達と一緒にいたい、です」
「はい、陛下」
立ち上がったメルリノが丁寧に一礼する。それから他にも三名ほど、同じように成人の挨拶をする少年が続いた。一応十五歳が成人ということになっているが、家の事情などで十五よりも前に挨拶をする者もいる。
一人は、そういった事情があるようで、ハロンと同じ年ぐらいに見えた。それでも堂々と挨拶をしているのだから、しっかりしている。
「さて、今日はもう一つ、話をしなければならないことがある。こちらのエル嬢についてだ」
周囲の人達の視線が、一斉にエルに突き刺さった。思わず身をすくませるが、これだけは主張しておかないといけない。
「エルは、辺境伯家の人達と一緒にいたい、です」


