辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~

 エルレインは目を瞬かせた。たぶん、この家の子達なのだろうと思うのは、三人いつも一緒だし、顔がよく似ているから。

「もうベッドに座って大丈夫なのか? あ、俺はラースな」
「ん」

 こくりとうなずく。一番年上の少年は、ラースと言うらしい。それから、彼は隣にいる少年の肩を抱いた。

「こいつはメルリノ。俺の弟、そんでそっちがハロン。一番下の弟」

 メルリノと呼ばれた少年は、長い髪を一本に束ねている。兄と目の色は同じだが、髪の色はオレンジがかっていた。

「メルリノです。よろしくお願いしますね」
「ん」

 もう一度うなずいた。

「俺は、ハロン。元気になってよかったね!」

 ハロンは兄二人とは違い、髪色は茶色に近い。三人とも、髪の色が違うだけで顔立ちはとてもよく似ている。

「お前、名前は?」