もしゃもしゃとクッキーをかじっていたら、今日の会で顔を合わせたイレネが首を たずねてきた。エルもまた首をかしげて返す。
(これってもしや)
イレネを通じて、エル本人がどう思っているのかを聞きたいのだろうか。子供といえど、油断はできないらしい。
「エル、幸せよ? おいしいごはんが食べられるし、にぃに達は優しいの」
嘘は言っていない。辺境伯家の食事はおいしい。料理事情を改善したのはエルだが。
三人の兄は優しい。血の繋がりはないけれどエルを大切にして愛してくれる。エルの奪い合いが暑苦しく感じられることもあるけれど、それも含めて幸せだ。
エルの中の大人な部分が、伯爵家の人達より辺境伯家の人達の方がずっと家族だと囁きかけてくるし、エルも納得している。
「そうなの。エル嬢が幸せならよかったわ」
(これってもしや)
イレネを通じて、エル本人がどう思っているのかを聞きたいのだろうか。子供といえど、油断はできないらしい。
「エル、幸せよ? おいしいごはんが食べられるし、にぃに達は優しいの」
嘘は言っていない。辺境伯家の食事はおいしい。料理事情を改善したのはエルだが。
三人の兄は優しい。血の繋がりはないけれどエルを大切にして愛してくれる。エルの奪い合いが暑苦しく感じられることもあるけれど、それも含めて幸せだ。
エルの中の大人な部分が、伯爵家の人達より辺境伯家の人達の方がずっと家族だと囁きかけてくるし、エルも納得している。
「そうなの。エル嬢が幸せならよかったわ」


