「そうか、鞄か。ベティはともかく、ジェナが入る鞄は探さないとだな」
ラースの言葉に、ベティも素直に従っているようである。
こんなところでも、お兄ちゃん精神というものは発揮されるのだなとエルは奇妙な感想を抱いた。
「そんなことより、朝食! 終わったら、城下町を見学に行こうぜ!」
三兄弟も、王都を訪れるのは久しぶりなのだそうだ。それで、今日一日は自由時間ということになっている。ロドリゴとロザリアも一緒に来てくれるので、辺境伯家全員でのお出かけだ。
ラースが柔らかな革の鞄をどこかから探してきて、その中にジェナとベティを入れる。二人ともやればできる子である。
鞄はそれなりの大きさがあるけれど、上からぴょこんとフライパンの柄がはみ出ている。これをひっこめることはできなくて、諦めた。
「まずは、下町の様子を見に行きましょうね。見たことのない食材が出ているかもしれないし」
ラースの言葉に、ベティも素直に従っているようである。
こんなところでも、お兄ちゃん精神というものは発揮されるのだなとエルは奇妙な感想を抱いた。
「そんなことより、朝食! 終わったら、城下町を見学に行こうぜ!」
三兄弟も、王都を訪れるのは久しぶりなのだそうだ。それで、今日一日は自由時間ということになっている。ロドリゴとロザリアも一緒に来てくれるので、辺境伯家全員でのお出かけだ。
ラースが柔らかな革の鞄をどこかから探してきて、その中にジェナとベティを入れる。二人ともやればできる子である。
鞄はそれなりの大きさがあるけれど、上からぴょこんとフライパンの柄がはみ出ている。これをひっこめることはできなくて、諦めた。
「まずは、下町の様子を見に行きましょうね。見たことのない食材が出ているかもしれないし」


