調理道具を王都まで持っていく必要はないだろうと、辺境伯家の厨房に置いてきたはずだった。なんで、ここまで来ちゃったんだろう。
「お留守番できなかったの?」
ベッドの上でびよんびよんと跳ねているジェナに問いかけてみるが、当然返事はない。
ふわりとベッドに降りたベティは、そのまま敷布の上をずずっと滑ってエルの膝に乗り上げた。
やっていることだけ見れば、可愛いペットと言えなくもなさそうだが、包丁である。いくら鞘に入っているとはいえ、ベッドに包丁は普通持ち込まない。
「やっぱり、エルの側にいたいんでしょうね。でも、目立ちますからね……一緒に出かけるなら、鞄(かばん)の中にいないとだめですよ?」
メルリノは、ジェナとベティに真面目に言い聞かせている。それは正直、どうかと思うのだが、エル以外の人が言っていることも理解している節はあるからまあ問題ないのかもしれない。
「お留守番できなかったの?」
ベッドの上でびよんびよんと跳ねているジェナに問いかけてみるが、当然返事はない。
ふわりとベッドに降りたベティは、そのまま敷布の上をずずっと滑ってエルの膝に乗り上げた。
やっていることだけ見れば、可愛いペットと言えなくもなさそうだが、包丁である。いくら鞘に入っているとはいえ、ベッドに包丁は普通持ち込まない。
「やっぱり、エルの側にいたいんでしょうね。でも、目立ちますからね……一緒に出かけるなら、鞄(かばん)の中にいないとだめですよ?」
メルリノは、ジェナとベティに真面目に言い聞かせている。それは正直、どうかと思うのだが、エル以外の人が言っていることも理解している節はあるからまあ問題ないのかもしれない。


