日頃、夫と離れて暮らしている時間が長いから、こうやって直接顔を合わせることのできる時間は貴重だ。
「ねえ、あなた」
「なんだ?」
「私、あなたを愛しているの」
「……そんなこと」
とっくに知っているし、疑ってもいない。そんな夫が愛おしく思うのと同時に、好きでいるのは自分だけなのかと不安な気持ちも芽生えてくる。
(ばかばかしいわね)
結婚してもう二十年近い。三人の息子にも恵まれたし、ラースなんて成人済みだ。
それでも、こんなにも夫に愛されたいと願ってしまうのだから、どうかしている。
「……俺も愛してるって、今日はもう言ったか?」
「いいえ、聞いてないわね」
ついと顔をそむければ、ロドリゴが距離を詰めてくる。超至近距離で囁かれる愛の言葉に、ロザリアはもう一度小さく笑った。
* * *
ロザリアがこの地にとどまるのは、一週間ぐらいらしい。
「ねえ、あなた」
「なんだ?」
「私、あなたを愛しているの」
「……そんなこと」
とっくに知っているし、疑ってもいない。そんな夫が愛おしく思うのと同時に、好きでいるのは自分だけなのかと不安な気持ちも芽生えてくる。
(ばかばかしいわね)
結婚してもう二十年近い。三人の息子にも恵まれたし、ラースなんて成人済みだ。
それでも、こんなにも夫に愛されたいと願ってしまうのだから、どうかしている。
「……俺も愛してるって、今日はもう言ったか?」
「いいえ、聞いてないわね」
ついと顔をそむければ、ロドリゴが距離を詰めてくる。超至近距離で囁かれる愛の言葉に、ロザリアはもう一度小さく笑った。
* * *
ロザリアがこの地にとどまるのは、一週間ぐらいらしい。


