おいしいものを作ることができるとか、精霊具師としての力に期待するとか、そんなのどうでもいいのだ。エルは愛らしいし、一目見た瞬間から愛さずにはいられなかった。
「次に王都に戻る時には、エルちゃんも一緒に連れて行っていいかしら」
「正式に養女にするためにはしかたがないな」
辺境伯家が養子を迎える時には、一度王家に連れて行って顔を合わせておく必要がある。
日頃王都で生活しているロザリアはともかく、めったに王都に出向くことのないロドリゴが出向くとなれば、ロドリゴの知己を得たいという者からの面会依頼が殺到することも予想できる。
「あー、めんどくせぇな!」
貴族らしからぬ言葉を吐き出した夫に向かって、くすりと笑う。こういうところも含めて愛していると夫に言ったらどうなるだろう。
ふと、そんな風に思う。
「次に王都に戻る時には、エルちゃんも一緒に連れて行っていいかしら」
「正式に養女にするためにはしかたがないな」
辺境伯家が養子を迎える時には、一度王家に連れて行って顔を合わせておく必要がある。
日頃王都で生活しているロザリアはともかく、めったに王都に出向くことのないロドリゴが出向くとなれば、ロドリゴの知己を得たいという者からの面会依頼が殺到することも予想できる。
「あー、めんどくせぇな!」
貴族らしからぬ言葉を吐き出した夫に向かって、くすりと笑う。こういうところも含めて愛していると夫に言ったらどうなるだろう。
ふと、そんな風に思う。


