辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~

 あの人達も、たぶん貴族だった。もし、あの人達が、辺境伯家の人達に迷惑をかけるようなことになったら?

「お返事は、今すぐじゃなくてもいいのよ。じっくり考えて」
「……はい、ロザリア様」

 ロザリアの誘いにすぐ応えることができなくて、ちょっぴり、食卓の空気を悪くしてしまったかもしれない。

 

 食事を終えて部屋に戻ろうとしていたら、アルドがエルの前に来た。

「アルド、どうしたの?」
「返事が来たっす、ありがとうっす!」
「あぁ……」

 すっかり忘れていた。アルドの恋路は、エルにとってはさほど重大ごとではなかったので。

「よかったね。だから、頑張る?」
「こっちに来てくれるって言うから、頑張るっす」
「わぁお」