「うん、このマリネで口の中をさっぱりさせるのね」
ロザリアが唐揚げとマリネを堪能している間に、ロドリゴは卓上コンロをつけた。熱した鉄鍋で、ミルクモーの肉を焼く。割り下を入れれば、じゅーっと醤油の焦げるいい香り。
「今度は何? え、生卵?」
「ま、食ってみろ。今まで知らなかった味だ」
ロザリアは、ロドリゴから受け取った肉に卵を絡めて食べる。
「――まあ」
それきり、彼女は口を閉じてしまった。合わなかったのだろうか。
不安に揺れる目で、エルはロザリアを見つめる。
「とてもおいしいわ。この調味料は今まで使ったことがあったかしら?」
「焼いた肉にかけるぐらいだったな――っと、今度は野菜を煮る。肉も煮る」
辺境伯家では、ロドリゴが鍋奉行になったらしい。彼に任せておけば、エルの前にはおいしく調理された肉や野菜が差し出される。
エルは、おいしく料理を食べればそれでいい。
ロザリアが唐揚げとマリネを堪能している間に、ロドリゴは卓上コンロをつけた。熱した鉄鍋で、ミルクモーの肉を焼く。割り下を入れれば、じゅーっと醤油の焦げるいい香り。
「今度は何? え、生卵?」
「ま、食ってみろ。今まで知らなかった味だ」
ロザリアは、ロドリゴから受け取った肉に卵を絡めて食べる。
「――まあ」
それきり、彼女は口を閉じてしまった。合わなかったのだろうか。
不安に揺れる目で、エルはロザリアを見つめる。
「とてもおいしいわ。この調味料は今まで使ったことがあったかしら?」
「焼いた肉にかけるぐらいだったな――っと、今度は野菜を煮る。肉も煮る」
辺境伯家では、ロドリゴが鍋奉行になったらしい。彼に任せておけば、エルの前にはおいしく調理された肉や野菜が差し出される。
エルは、おいしく料理を食べればそれでいい。


