辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~

 というのも、王都の勢力関係に関する情報をロザリアから叩き込まれたり、勉学の進み具合の確認をされたりするのに忙しいからだそうだ。

 エルはそちらは関係ないので、いつもの通り調理係である。

「ご飯を、炊きますっ! 炊き込みご飯っ!」

 なんと、魔族のお姉さんからゴボウを入手することに成功した。『木を食べさせるつもりか』と騎士団員達には、最初は不気味がられたけれど、一度調理して味見させたら納得してもらえた。

「フェザードランと、ニンジンと、ゴボウと、キノコを炊き込む。炊き込みご飯」

 まだ、豆腐の製造に成功していないので、油揚げを作ることはできていない。

 炊飯用の釜も、魔族の行商人から入手した。調味料も一通りそろっている。いつか、魔族の暮らしている地域にも行ってみたいものである。

「それから、唐揚げ。作り、ますっ!」