流れるような手つきで、フェザードランのソテーを切り分けながら、ロドリゴはため息をついた。
「……そろそろ、命日だからな」
「めいにち?」
「ジャンのお兄さんがなくなって、もうすぐ二十年なんだ。まあ、俺達は誰も会ったことがないんだけど」
と、ラース。長男のラースが十七歳だから、二十年前に亡くなった人について知らなくても不思議ではない。
「まあ、それはともかく、だな。ジャンはしばらくするとまた元気になる。今はそっとしておいてやってくれ」
ロドリゴもまた、いつになく複雑そうな顔をしている。
彼としても、副官であるジャンに対していろいろと思うところがあるのかもしれない。
(……ジャンは、お兄さんのことが大好きだったんだろうな)
「……そろそろ、命日だからな」
「めいにち?」
「ジャンのお兄さんがなくなって、もうすぐ二十年なんだ。まあ、俺達は誰も会ったことがないんだけど」
と、ラース。長男のラースが十七歳だから、二十年前に亡くなった人について知らなくても不思議ではない。
「まあ、それはともかく、だな。ジャンはしばらくするとまた元気になる。今はそっとしておいてやってくれ」
ロドリゴもまた、いつになく複雑そうな顔をしている。
彼としても、副官であるジャンに対していろいろと思うところがあるのかもしれない。
(……ジャンは、お兄さんのことが大好きだったんだろうな)


