他の人達の目には見えないところにアルドを引っ張っていくと籠から紙包みを取り出した。中にくるまれているのは、先ほど焼いたクッキーである。
「……割れた」
丁寧に持ってきたつもりだったのに、割れてしまっていた。頬を膨らませていたら、アルドは笑ってエルの頭を撫でた。
「お腹に入れば一緒っすよ。もらっていいんですか?」
「あげる」
「ありがとうございます、お嬢さん」
丁寧に頭を下げ、アルドはひとかけら口に入れた。みるみる目が大きくなる。
エルもどさくさにまぎれて籠から一枚手に取った。もともと、そのつもりで籠ごと持ってきたのだ。
「うまいっすね、これ。すごくうまい……!」
「ミルクモーのミルク。ミルクモーのバター、ブラストビーの蜂蜜。王都では超高級品」
エルがにやりとしながら言うと、アルドは顔を引きつらせた。
「……割れた」
丁寧に持ってきたつもりだったのに、割れてしまっていた。頬を膨らませていたら、アルドは笑ってエルの頭を撫でた。
「お腹に入れば一緒っすよ。もらっていいんですか?」
「あげる」
「ありがとうございます、お嬢さん」
丁寧に頭を下げ、アルドはひとかけら口に入れた。みるみる目が大きくなる。
エルもどさくさにまぎれて籠から一枚手に取った。もともと、そのつもりで籠ごと持ってきたのだ。
「うまいっすね、これ。すごくうまい……!」
「ミルクモーのミルク。ミルクモーのバター、ブラストビーの蜂蜜。王都では超高級品」
エルがにやりとしながら言うと、アルドは顔を引きつらせた。


