辺境に来て驚いたのは、王都なら貴族の口にしか入らないようなミルクモーの肉やミルクだの、ブラストビーの蜂蜜だのが毎日のように食卓に乗っている点だ。
なんでも、ミルクモーもブラストビーも肉食らしく、王都で飼うのは難しい。王宮の管理下でごくわずか飼育されているだけ。
だが、辺境伯家では、ミルクモーを飼うための場所も確保しているし――半分野生だが――ブラストビーも巣のある場所を抑えていて、裏庭で香味野菜を引っこ抜いてくるのと大差ない気楽さで魔物の由来の食材を持ってくるのだ。
「魔物は、たまに出るけど大丈夫。だって、エルも暮らしてる」
「それもまあそうっすね」
王都から辺境に来るのを嫌がる人間が多いだけで、この地でだって普通に暮らしている人間はいる。騎士団の中には妻帯者もいるし、農業に従事する者、狩猟に従事する者もいる。商家の人間がいなければ、商品を流通させることはできないだろう。
なんでも、ミルクモーもブラストビーも肉食らしく、王都で飼うのは難しい。王宮の管理下でごくわずか飼育されているだけ。
だが、辺境伯家では、ミルクモーを飼うための場所も確保しているし――半分野生だが――ブラストビーも巣のある場所を抑えていて、裏庭で香味野菜を引っこ抜いてくるのと大差ない気楽さで魔物の由来の食材を持ってくるのだ。
「魔物は、たまに出るけど大丈夫。だって、エルも暮らしてる」
「それもまあそうっすね」
王都から辺境に来るのを嫌がる人間が多いだけで、この地でだって普通に暮らしている人間はいる。騎士団の中には妻帯者もいるし、農業に従事する者、狩猟に従事する者もいる。商家の人間がいなければ、商品を流通させることはできないだろう。


