だが、辺境伯家で育てられるようになって三か月。最初のうちは味もわからなかったというのだが、味覚を取り戻した今は、別人のように生き生きとしている。
それに、どこで身に着けた知識なのかは知らないが、五歳とは思えないほど料理に関する知識はすごい。彼女が来てから、辺境伯家の食糧事情は大いに改善された。
「お手紙?」
黙ってエルを見ていたら、もう一度首をかしげて問われる。大きな紫色の目に、アルドの顔が映っているのがわかるほどまじまじとこちらを見ていた。
「あー、手紙、っすね……」
手紙を書こうとしても、言葉が出てこない。
ラースがここに来たのは、エルが保護される少し前。まだ、騎士団に来て半年もたっていない。
それに、どこで身に着けた知識なのかは知らないが、五歳とは思えないほど料理に関する知識はすごい。彼女が来てから、辺境伯家の食糧事情は大いに改善された。
「お手紙?」
黙ってエルを見ていたら、もう一度首をかしげて問われる。大きな紫色の目に、アルドの顔が映っているのがわかるほどまじまじとこちらを見ていた。
「あー、手紙、っすね……」
手紙を書こうとしても、言葉が出てこない。
ラースがここに来たのは、エルが保護される少し前。まだ、騎士団に来て半年もたっていない。


