辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~

 なにしろ、比較的安全な魔物とは言われているけれど、ブラストビーは蜂にしては大きい。というか、魔物だけあって大きすぎる。

 そんな蜂が破裂したら、側にいた者は大怪我を負うだろう。目のあたりで破裂したら失明するかもしれないし、もしかして頭ごと吹き飛んでしまうかも。

 その光景を想像してぶるぶると震えていたら、アルドはそっとエルの背中に手を回してくれた。

「まあ、眠り草でほとんど寝てしまうし、うちはメルリノ様の魔術もあるんで。よそじゃこうはいかないっすよ」
「ふぇぇ」

 ブラストビーの蜂蜜は、王都では高価な理由を知った。と、同時にこの辺境の人達がとても強いのだということも知る。

 だって、「ちょっとそこまでピクニック」なノリで、ブラストビーの蜂蜜を取りに来ているし。

「ごめんな、待たせたか?」
「いや、それはいいんですが」

 やがて、肉を担いだラースとハロンが追い付いてきた。