辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~

 こしを出すためには、足で踏む必要があると思っていたのだが、踏まなくても強くこねればなんとかなるらしいと前世で知った。そして、ここは騎士団。体力自慢の団員が勢ぞろいである。

「こねる!」
「こねればいいんだな! このぐらいか?」
「もっと! もっとこねる!」
「任せろ!」

 調理係総動員で、人数分のうどんをこねる。こねる、こねる、こねる。力いっぱいこねる。

 これは、今日の夕食に使うので、しばし冷蔵庫で待機させておく。

 そして、いよいよ夕食の支度だ。

 今日はお祝いだという理由で、外に大きな鍋や網が持ち出されていた。バーベキューである。

 辺境伯領には魔物が多数出没するし、その肉等は有効利用されている。たとえば、ハッピーバニーやフェザードランの肉が毎日のように食卓に上るのもその現れだ。
それから、ミルクモーと呼ばれる牛のミルクがこの地では使われている。