「おーい、お前ら席に着け!お待ちかねの種目決めやるぞー!」



 
「「「よっしゃぁぁあ!!!!!!!」」」



「きゃあっ!?」


突然聞こえた男の子たちの雄たけび(?)につい、驚いてしまった。


あれ…私何か考えていたような?

ううん、それよりもこの喜び様は…?





「大丈夫か、結芽?驚いただろ」



「うん、大丈夫だよ翔くん!心配してくれてありがとう」




やっぴり翔くんは怖く見られがちでも、心はとっても優しい。

昔からずっと、翔くんは変わらず優しいままだな…




「うちの学校は体育祭にも気合入れてるからな。
勝ったクラスは一泊二日の温泉旅行が贈られるんだ」



なるほど…それでこの喜び様なんだ!




「それに加えて某遊園地のフリーパスペアチケットもな。」




「蒼くん!!」