「うーん、今日も楽しかったけど疲れたなぁ〜!」





寮に戻ってゆっくり羽根を伸ばす。



結局、あれから秋登先輩は抵抗を続けていたけど会長さんが


「俺がでなくていいのか?」


って脅したらあっさり出ることを了承していた。




…女の子の相手よりも会長さんの相手のほうが、秋登先輩にとっては疲れることなのかもしれない。


会長さんが駄々をこねる姿を想像してみる。



…会長さん、ちょっとかわいいかも。



ムスッとした顔で言葉を紡ぐ会長さんが思い浮かばれて、くすっと笑みがこぼれる。




会長さん、初めは少しとっつきにくい人だと思っていたけど、関わってみたら全然そんなことなかったな…


むしろ、可愛いところもあって親しみやすい感じ。








この日は、会長さんが人気な理由が少しだけ分かった気がした―――