だけど、この学園は超がつくほどのお金持ち学校。
校舎は、まるでおとぎ話に出てくるお城のような造りで、有名テーマパーク並みの広さがある。
高校3年間の学費は、高級車1台あるいは一軒家が余裕で買えるほどらしい。
制服は、Leopardというアパレル界では超有名なハイブランドのもの。
一着の金額は、平均サラリーマンの約1ヶ月分のお給料に相当するという。
そんな学園に通うのは、裕福な家庭で生まれ育ったご子息やご令嬢たちばかりだ。
当然、ごくごく普通の家庭で育った私が、安易に通える学校ではない。
それでも諦められず、どうすれば通えるのかを徹底的に調べた結果――庶民でも入学できる“たったひとつの方法”が見つかった。
それは、入試で5教科すべて満点を取って、特待生になること。
そうすれば、学費などの費用がすべて免除される。



