【恋愛未経験の面白い女~久遠目線~】
俺はやっぱり、最高の恋愛がしたい。 そう思わせてくれた女に出会った。
奏音(かのん)は、なぜかそんな俺の心を揺さぶってきた。
最初はただ、スマホを借りただけだったのに。
奏音は明らかに俺を拒絶するような態度を見せていたが、俺が強引に家に上がり込みスマホの充電器を借りるという口実を付けた。
最初から多分、奏音になんかしらの魅力を感じていたのだろう。 知らないうちに、奏音のことをもっともっと知りたくなっていた。
奏音は恋愛未経験で、恋愛には一切興味がないと言う。 当然、恋愛に興味がないなんて不思議なのに、その魅力にどんどんハマっていった。
その上、奏音のファーストキスをも奪ってしまった。 俺としては考えられない行動だ。
でも奏音のあのファーストキスを奪われてしまった時の、あのなんとも言えない表情がなぜか可愛く見えてしまって、奏音のことが欲しくなった。
恋をしたくないという奏音と、恋愛がしたいという俺とではまるで正反対ではあるが、俺は本気で奏音となら本気の恋愛が出来そうだと思った。
「俺は奏音と、本気の恋がしたい。 だから、俺に奏音の初恋をくれないか?」
「……初恋がほしいとか、変わってますね」
俺はやっぱり、最高の恋愛がしたい。 そう思わせてくれた女に出会った。
奏音(かのん)は、なぜかそんな俺の心を揺さぶってきた。
最初はただ、スマホを借りただけだったのに。
奏音は明らかに俺を拒絶するような態度を見せていたが、俺が強引に家に上がり込みスマホの充電器を借りるという口実を付けた。
最初から多分、奏音になんかしらの魅力を感じていたのだろう。 知らないうちに、奏音のことをもっともっと知りたくなっていた。
奏音は恋愛未経験で、恋愛には一切興味がないと言う。 当然、恋愛に興味がないなんて不思議なのに、その魅力にどんどんハマっていった。
その上、奏音のファーストキスをも奪ってしまった。 俺としては考えられない行動だ。
でも奏音のあのファーストキスを奪われてしまった時の、あのなんとも言えない表情がなぜか可愛く見えてしまって、奏音のことが欲しくなった。
恋をしたくないという奏音と、恋愛がしたいという俺とではまるで正反対ではあるが、俺は本気で奏音となら本気の恋愛が出来そうだと思った。
「俺は奏音と、本気の恋がしたい。 だから、俺に奏音の初恋をくれないか?」
「……初恋がほしいとか、変わってますね」



