狼上司と秘密の関係

ベッドから出ることもなくグズグズと考えている間にスマホが震えた。
見ると大和からのメッセージだ。
《大和:昨日のこと、ちゃんと謝りたい。今日会えないかな?》

その文面を見た千明はゆるゆると息を吐き出した。
謝りたいってことは、間違いだったってこと?
起きてからはしゃいでいた自分が情けなくなる。

そうだよね。
菊池さんがわざわざ私のことを好きになるはずない。
菊池さんならきっと、もっと素敵な女性が似合うだろうから。

千明は重たいため息を吐いて《わかりました。リトゥーンホテルのレストランでいいですか?》と返事を打った。
こうなったらとことん高いものを注文してやる!