周囲は暗くなっているけれど、まだ時間は早い。 それに落としたとすれば体験施設内だ。 それ以外でバッグを開くことはない。 「大丈夫だよ、ふたりは先に帰ってて」 千明はそう言うと、急いで体験施設へと戻ったのだった。