先輩、大好きです。


「体育祭だ〜!」

「選抜頑張るか!」

「ねね、速水くん、借り物競争出るんだって!」

そんな声が教室で飛び交う中、私佐藤凪(さとうなぎ)はというと…

「今日も格好いい……」

推しのキーホルダーに集中していた。
そう、推し活。

明日からの体育祭なんて、

       正直、どうでも良かった。

(まぁ、明日も行かなきゃなんだけど。)

私は、不幸な事に足が人並みより速く、選抜リレーに選ばれてしまっていた。
選抜リレーが無かったら、きっと休んでいただろう。

なんとも、不幸な事だ。

溜息しか、つけない。

はぁ、、