「ふわー、よく寝た。おはよう、文哉」
「おそようだ。まったく、いつまで寝てるんだ。もう昼の12時だぞ」
「んー、そっか。あれ? 真里亜ちゃんは?」
「ああ、ここに……イテッ!!」
背中をつねられ、文哉は振り返って真里亜を睨む。
真里亜はまた、しーっ!と文哉に目で訴えた。
「あー、だるい。シャワー借りるぞ」
住谷はノソノソとベッドから降りると、反対側のドアの向こうに消えた。
ふう、やれやれと真里亜が息をついていると、文哉が恐ろしい目で真里亜を見下ろした。
「何がやれやれだ? 人の背中を思い切りつねりやがって!」
「ひいー! ごめんなさい! お許しをー。純情な乙女心に免じて今回だけはー」
「はあ?! 何が純情な乙女だ。どういうつもりだ?!」
「つまり、その。違うんです! 決して望んでそうなった訳ではなくて、恐らくお酒のせいで、つい。本当なんです! だって私、今まで一度もホテルで男性とベッドを共にしたことなんてなかったし……」
すると文哉は、恐ろしいほど不気味な笑みを浮かべた。
「へえー。お前、酔った勢いで智史とホテルで寝た……」
「わーーーっ!!ですから、今回ばかりはお見逃しを! なにとぞお願いします。お代官様!」
真里亜は拝むように両手を合わせて頭を下げる。
「ふーん……。見逃してやってもいいが、それは今後のお前次第だな」
「うっ、そ、それは一体、どういう?」
「お前はずっと俺の言いなりってことだ。この鬼軍曹のな」
「おに……?!ど、どうしてそれを……」
「ふん! この俺にそんなあだ名をつけるなんて大した度胸だ。覚えてろよ」
そう言って、スタスタとドアから出て行く。
「おそようだ。まったく、いつまで寝てるんだ。もう昼の12時だぞ」
「んー、そっか。あれ? 真里亜ちゃんは?」
「ああ、ここに……イテッ!!」
背中をつねられ、文哉は振り返って真里亜を睨む。
真里亜はまた、しーっ!と文哉に目で訴えた。
「あー、だるい。シャワー借りるぞ」
住谷はノソノソとベッドから降りると、反対側のドアの向こうに消えた。
ふう、やれやれと真里亜が息をついていると、文哉が恐ろしい目で真里亜を見下ろした。
「何がやれやれだ? 人の背中を思い切りつねりやがって!」
「ひいー! ごめんなさい! お許しをー。純情な乙女心に免じて今回だけはー」
「はあ?! 何が純情な乙女だ。どういうつもりだ?!」
「つまり、その。違うんです! 決して望んでそうなった訳ではなくて、恐らくお酒のせいで、つい。本当なんです! だって私、今まで一度もホテルで男性とベッドを共にしたことなんてなかったし……」
すると文哉は、恐ろしいほど不気味な笑みを浮かべた。
「へえー。お前、酔った勢いで智史とホテルで寝た……」
「わーーーっ!!ですから、今回ばかりはお見逃しを! なにとぞお願いします。お代官様!」
真里亜は拝むように両手を合わせて頭を下げる。
「ふーん……。見逃してやってもいいが、それは今後のお前次第だな」
「うっ、そ、それは一体、どういう?」
「お前はずっと俺の言いなりってことだ。この鬼軍曹のな」
「おに……?!ど、どうしてそれを……」
「ふん! この俺にそんなあだ名をつけるなんて大した度胸だ。覚えてろよ」
そう言って、スタスタとドアから出て行く。



