「うー……、頭が痛い」
真里亜は顔をしかめながら寝返りを打つ。
ガンガンと頭が割れるような痛みと重いまぶたに、あー、これは二日酔いだと確信する。
(飲みすぎたなー。楽しくてつい……)
そう思いながら、なんとか少し目を開ける。
ぼんやりとした視界がだんだんはっきりしてきたと思った次の瞬間、真里亜はパチリと目を開けた。
(な、な、な、何? なんで?)
目の前に、長いまつげを伏せて眠っている住谷の顔があった。
黒い前髪がサラリと額にかかっていて、ドキッとするほど色気がある。
恐る恐る辺りをうかがうと、大きなベッドに二人並んで横になっていた。
(う、嘘でしょ? ここどこ? ホテル? まさか私……)
住谷さんと一夜を共に……?
現実を受け入れられずに、しばらく固まってしまう。
だが、ハッと我に返って急いでベッドから降りた。
(とにかく! 住谷さんが目を覚ます前にここから出なくちゃ)
もしかしたら住谷は覚えていないかもしれない。
(お願いだから忘れていて!)
心の中で願いつつ、そっとベッドから離れてドアに向かう。
ここが一体どこなのかは分からないが、ひとまずこの部屋から出なくては。
音を立てないよう、ゆっくりとドアレバーに手をかけた時だった。
ガチャリと反対側からドアが開いて、目の前に文哉が立ちはだかった。
「お、鬼ぐんっ……!」
途中で言葉を止められた自分を褒めてやりたい。
がしかし、突然の鬼軍曹の登場はかなり衝撃的で、真里亜は思わず腰が抜けそうになる。
(そうだ、住谷さんは鬼軍曹の恋人……。このことが知られたら、私、斬られる?!)
ヘナヘナと床に座り込みそうになった真里亜を、文哉が腕を伸ばしてグッと支える。
「しっかり立て。この酔っ払い」
「あ、は、はい。すみません」
真里亜は何とか態勢を立て直す。
この状況が何なのか、混乱する頭で必死に考えようとした時、後ろから、うーん……と気だるそうな住谷の声が聞こえてきた。
(ひいー! 住谷さんが起きちゃう)
とっさに真里亜は、文哉の後ろに隠れて息を潜める。
「なんだ? 何をやってるんだ、お前」
振り返った文哉に、真里亜は、しーっ!と人差し指を立てた。
真里亜は顔をしかめながら寝返りを打つ。
ガンガンと頭が割れるような痛みと重いまぶたに、あー、これは二日酔いだと確信する。
(飲みすぎたなー。楽しくてつい……)
そう思いながら、なんとか少し目を開ける。
ぼんやりとした視界がだんだんはっきりしてきたと思った次の瞬間、真里亜はパチリと目を開けた。
(な、な、な、何? なんで?)
目の前に、長いまつげを伏せて眠っている住谷の顔があった。
黒い前髪がサラリと額にかかっていて、ドキッとするほど色気がある。
恐る恐る辺りをうかがうと、大きなベッドに二人並んで横になっていた。
(う、嘘でしょ? ここどこ? ホテル? まさか私……)
住谷さんと一夜を共に……?
現実を受け入れられずに、しばらく固まってしまう。
だが、ハッと我に返って急いでベッドから降りた。
(とにかく! 住谷さんが目を覚ます前にここから出なくちゃ)
もしかしたら住谷は覚えていないかもしれない。
(お願いだから忘れていて!)
心の中で願いつつ、そっとベッドから離れてドアに向かう。
ここが一体どこなのかは分からないが、ひとまずこの部屋から出なくては。
音を立てないよう、ゆっくりとドアレバーに手をかけた時だった。
ガチャリと反対側からドアが開いて、目の前に文哉が立ちはだかった。
「お、鬼ぐんっ……!」
途中で言葉を止められた自分を褒めてやりたい。
がしかし、突然の鬼軍曹の登場はかなり衝撃的で、真里亜は思わず腰が抜けそうになる。
(そうだ、住谷さんは鬼軍曹の恋人……。このことが知られたら、私、斬られる?!)
ヘナヘナと床に座り込みそうになった真里亜を、文哉が腕を伸ばしてグッと支える。
「しっかり立て。この酔っ払い」
「あ、は、はい。すみません」
真里亜は何とか態勢を立て直す。
この状況が何なのか、混乱する頭で必死に考えようとした時、後ろから、うーん……と気だるそうな住谷の声が聞こえてきた。
(ひいー! 住谷さんが起きちゃう)
とっさに真里亜は、文哉の後ろに隠れて息を潜める。
「なんだ? 何をやってるんだ、お前」
振り返った文哉に、真里亜は、しーっ!と人差し指を立てた。



