第三章



-溢れる想い-






葬儀場の外には入りきらない人で、溢れかえっていた。



あれから通夜も終わり、告別式が始まろうとしているけど、航兄ちゃんを惜しむたくさんの人の数に、呆気にとられていた。



とにかく、同級生や親族、幼稚園と少学校関係の保護者、会社仲間、地域の方がざっと400人も集まり。



僕は航兄ちゃんがこんなにもたくさんの人に、愛されていた人だったんだと、身に沁みて思い知らされた。