人生は虹色〜兄が僕に残した言葉〜

学校なんて僕は行かず、毎日のように航兄ちゃんが入院している病院に行っては、回復具合を確かめる。



でも、何度呼びかけても目を覚さない航兄ちゃんを見ては、意気消沈気味だった。



もう何日も学校に行かずだったから、今田や夏実、海斗たちから心配の声をもらった。



僕は「明日は行くから」と適当なことを言って、学校に全く行ってないけど、そっとしといてくれる優しい仲間たちがいて、僕は恵まれてるなとも思えた。