双子漫画家からの溺愛注意報!?

「へぇ、すげぇじゃん」




俊介くんも関心した口ぶりで、なんだかちょっと誇らしい気分になる。




「さっきの3年生に汚された?」



「あ……うん、まぁ。でも、あみぐるみだから形は戻るし、大丈夫だよ」




洋介くんに心配かけまいと早口になる。

しかしふたりは無言で目を見交わせている。

どうしたのかな?

先輩に意地悪をされて、それを回避できなかったことを呆れているのかもしれない。

そんなヤツに原稿を託していいのかどうか、悩んでいるのかもしれない。