そう言って微笑んでみせてから、上履きがひとつないことを思い出した。
「僕たちのせい、だよね? あの3年生たち、よくサッカー部の見学に来てるし」
洋介くんの言葉に私は強く左右に首を振る。
「ち、違うよ!」
「くそっ。こんなことになるなら紗季を教室まで迎えに行けばよかったんだ」
私の言葉なんて聞いていないように俊介くんが舌打ちしている。
「私は本当に大丈夫だから」
「僕たちのせい、だよね? あの3年生たち、よくサッカー部の見学に来てるし」
洋介くんの言葉に私は強く左右に首を振る。
「ち、違うよ!」
「くそっ。こんなことになるなら紗季を教室まで迎えに行けばよかったんだ」
私の言葉なんて聞いていないように俊介くんが舌打ちしている。
「私は本当に大丈夫だから」



