双子漫画家からの溺愛注意報!?

☆☆☆



「ねぇ、ちょっといいかな?」




声をかけられたのは部活動がお休み放課後のこと。

突然の声掛けに驚いて私は両手に持っていたものを強く握りしめた。




「え?」




首を傾げつつ振り向いた先にいたのは見たことのある3年生の女子生徒、3人組だった。

どこで見たんだっけと記憶をたどる前に、ポニーテールのひとりに手首を掴まれていた。