「その話、納得してる?話に流されようとしてない?自分の気持ちは大事にしなきゃ」 ドキッとした。 優衣ちゃんが幸せと呟いた時、お店に来る前に家で見た自分用に仕立てられたスーツが、何故か頭に浮かんで。 こんなことをしている場合じゃないのかもって罪悪感から現実に引き戻されて、流されようとしたから。