携帯電話、彼との距離


私はずっと、母の死の理由を解明したいと思っていた。
だから、理系・文系問わず日本最高峰といわれるここに編入した。

ここ、国立シエル学園に。

最も、日本最高峰ということだけが編入の理由ではない。
私の母の母校だと思われる、という理由があるのだ。




母の死後、私はすぐ、山川一家に引き取られた。
養護施設ではなくて嬉しいと子供ながらに思ったことを覚えている。

『よろしくね、あまねちゃん!』

記憶の中の彼女の天使の笑顔は、今でも変わらないなぁ……