携帯電話、彼との距離

ーーーんっ!
ん?
ーーーなかよしのあくしゅ!
っ!……ふぅ…うぅぅっ………えっ…



泣いた私の背をさする総司さんの温かい手と、七海ちゃんのキョトンとした目。
そこから感じたことは、一つだった。





この人たち、いい人だな

家族、なんだろうなぁ……






「……ね?…天鈴ー?」

七海の声が聞こえる。
ふっ、と私の意識は現実へと戻った。

「天鈴、大丈夫?山田学園長からのお話、きちんと覚えてる?」

「……誰?それ」
「で、す、よ、ねー。ま、要は私ら、2-Sに行くから、学力落ちないように頑張れーって。学力テストが毎月あるって。」

あっそう。はぁ。どっちかっていうと、先生の当たり外れが学力より心配。