「あ、昼休憩の時間ですね。では、私はのんびりさせて頂きます。休憩時間まで、小娘の世話とか冗談じゃないので」


「え!?」


さっきの優しい微笑みのまま、千田さんはそう言い放つ。



「ちゃんと勤務時間はしっかりとお仕えさせて頂きますよ、お嬢様」



執事は屋敷に戻り、屋敷の前に取り残された私が一人。


「えっと、これから私やっていけるのかな・・・?」


さぁ、オンオフの激しい執事と心優しい主人なりたての娘、これからどんな物語が繰り広げられていくのでしょう?