「こういう力って役に立つのかしら?」
ふと考えてしまう。
「でもまぁ、そのお蔭でここにしばらくはいられることになったから、そこはよしとしましょう」
両腕を天井におもいっきり突き上げ伸びをする。
欠伸が止まらない。
「あー、そうか。わたしだけ祖国から運ばれてきたからなにも持っていないのよね」
というか、わたし自身が荷物みたいなものだったわけよね。
ふと考えてしまう。
「でもまぁ、そのお蔭でここにしばらくはいられることになったから、そこはよしとしましょう」
両腕を天井におもいっきり突き上げ伸びをする。
欠伸が止まらない。
「あー、そうか。わたしだけ祖国から運ばれてきたからなにも持っていないのよね」
というか、わたし自身が荷物みたいなものだったわけよね。

