ネイサンと義姉は、わたしを虐げ、貶め、蔑み続けた。

 もっとも、それもヘラヘラ笑ってかわしたけれど。

 とにかく、わたしは自由になりたかった。

 一刻もはやく離縁してもらいたかった。

 彼らは彼らで夫婦になり、愛し合うなりなんなりすればいい。

 いつもいつも心の中で願うこと、祈る内容は同じだった。