『うわぁぁぁぁぁぁぁっ! 気の毒すぎて見ておれん。これだけ可愛くてはかないレディをここまで追いつめた奴は、もう生かしてはおけん。いますぐこの駐屯地を進発し、ウォーターズ帝国の帝都まで攻め上って奴の首をおれの愛剣で刎ね飛ばしたい。というか、まず彼女を抱きしめて慰めたい。心の傷を癒してやりたい』

 またまた心に流れ込んできた。

 彼の強面から発せられる言葉と心の中が違いすぎて可笑しくなってくる。