『うわぁ! 小さくて可愛い。こんなに可愛いレディがおれの妻だって?』

 そのとき、ささやかれた。

 というりか、頭と心に直接しみ込んできた。

 ここに来るまでの馬車のときと同じように。

 驚いた。驚きのあまり、顔をおもいっきり上げてしまった。