『なんだよ、まったく。またお茶目ないたずらってやつ? くだらないったらないよな。兄貴の奴、おれと兄貴の名を交換して伝え、あとから混乱させようって。まるでガキだな』
そのとき、そんな声がきこえてきた。
すごく違和感のあるきこえ方に、左右やうしろを振り返ってしまった。
耳から入ってきたというのではなく、直接頭、もしくは心にささやかれたようなきこえ方だった。
そのとき、そんな声がきこえてきた。
すごく違和感のあるきこえ方に、左右やうしろを振り返ってしまった。
耳から入ってきたというのではなく、直接頭、もしくは心にささやかれたようなきこえ方だった。

