「よかったじゃない? ど素人のサエに負けて赤っ恥をかくところを見られずにすんだのだから」
キャロルは、その二人に嫌味をぶつけた。
(っていうか、どうして煽るのよ。お願いだから煽らないでちょうだい)
仰天した。わざわざ彼女たちを怒らせるようなことを言うだなんて、どうかしている。
「さっさと終わらせましょう。夜更かしはお肌に悪いから」
キャロルは、赤みのさす頬を指でなぞりながら言った。
キャロルと一緒の部屋で寝起きしていて、彼女が一度たりともお肌のお手入れをしているところを見たことがない。眠る前にスイーツを頬張るのは、毎夜見ているけれど。
とはいえ、それはわたしも同様だけれども。
キャロルは、その二人に嫌味をぶつけた。
(っていうか、どうして煽るのよ。お願いだから煽らないでちょうだい)
仰天した。わざわざ彼女たちを怒らせるようなことを言うだなんて、どうかしている。
「さっさと終わらせましょう。夜更かしはお肌に悪いから」
キャロルは、赤みのさす頬を指でなぞりながら言った。
キャロルと一緒の部屋で寝起きしていて、彼女が一度たりともお肌のお手入れをしているところを見たことがない。眠る前にスイーツを頬張るのは、毎夜見ているけれど。
とはいえ、それはわたしも同様だけれども。