「そのかわり、わたしの作戦に従ってもらうわよ。いいわね?」
「もちろんです、キャロル様」

 キャロルの提案に、さして考えもせずに同意した。

 なにが待ち受けているのか、どのような難題が待ち受けているのかわからないままに。

 というよりか、このときのわたしにいったいなにがわかるというのかしら?